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活動実績|平岡せいき|愛媛県伊予市

<令和2年9月定例議会 一般質問>

  令和2年(第5回)9月議会 一般質問原稿

議席番号5番 平岡 清樹

1 「市長の政治姿勢について。」

議席番号5番、伊予夢創会の平岡清樹です。議長に許可を頂きましたので発言通告書に沿って一般質問を致したいと思います。

まず1問目は「市長の政治姿勢について」です。
武智市長の2期目最後の年となった2020年度。その今年度は新型コロナウイルスが猛威を振るい、オリンピックが延期となり、半年が過ぎましたが未だに新規感染者が後を絶ちません。中には「ただのインフルエンザだ」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、私は自身が感染したらどういう行動をするか?と自分事に置き換えるとそうは思いません。
現在も感染拡大は収まらず、今年は新型コロナウイルスに始まって、このままコロナウイルスで1年が終わる可能性も出てきました。
伊予市民の感染者は、今のところ出ていませんが、誰がいつ感染するか分からない状況の中、感染防止対策と経済活動との両立を実行する上で、任期残り数カ月を今後どのような姿勢で行政経営を行い、政治手腕を発揮するのかお伺い致します。

2点の質問を致します。
①一つ目は、過去に経験をした事がない新型コロナウイルス対策が今まで普通の暮らしをして来た私達に脅威を与えています。飲食や観光、交通、イベント業などをはじめとして、対面販売している小売販売業なども経営に深刻な影響を受けている業種は多岐に渡ります。伊予市で経営をされている事業者様は伊予市に税金を納めて頂いている大事なお得意様です。市内事業者の中には未だに売上が昨年の90%減の事業者もあります。その方々が今苦境に立たされているなか、伊予市でも愛媛県が支給決定している事業者に上乗せを行う「新型コロナウイルス感染症対策推進事業者協力金」、「新型コロナ感染症対策新ビジネス展開協力金」を支給していますが、これらの進捗状況を詳しくお示し下さい。また、これら以外の伊予市独自のバックアップ、支援策について、特に今回、影となっている対面型小売販売業などへの細かい支援など、これからの展開も含めてお聞かせ下さい。我が市にとって事業者様は街の光です。市内から一つでも光が無くなる事は可能な限り避けなければなりません。宜しくお願いします。

②二つ目は昨年頃から市長が元気で、よく顔が見えるようになったという声を市民の方からお伺いする事が増えました。それは私個人としては政策面でも、体調面でも充実していると思われるので非常に良い事だと思っています。そんな話の中で市長の口から「南伊予駅に展望台建設」の話を聞いたと言う相談がありました。それについて市長の御所見をお聞かせください。 また、市長の一丁目一番地となる「動けば変わる伊予市の未来」を掲げていますが、今後どのような政治姿勢で市民、市役所のリーダーとして伊予市という船を進めるのか具体的な目標、実現したい政策、子供達に今よりももっと良い伊予市を残す為のビジョンをお示しください。

2 「高齢者の活躍できる場について。」 二問目は「高齢者の活躍できる場について」質問させて頂きます。

令和元年12月に厚生労働省が「障害現役促進地域連携事業のご案内」「地域が一丸となって高齢者に新たな活躍の場を!!」を発表しました。
その内容によると日本の人口が減少すると共に生産年齢の人口も減少し、高齢化率は上昇するという予想がされておりました。そのような中で、「平成30年度版高齢者白書」によると、高齢者の労働力人口は60~64歳で2000年では426万人が2017年では536万人に。65~69歳は265万人から454万人へ、そして70歳以上が229万人から367万人に増加しています。
高齢者の就業率も60~64歳で66.2%、65~69歳は44.3%。完全失業率は60~64歳は2.8%、65歳以上は1.8%でした。
この事から言えるのは65歳以上の完全失業率が低い事が伺え、就職を希望する人はかなりの割合で就業できる事が分かります。ただ現実は高齢者の7割近くが65歳を過ぎても働きたいと思っているのに、実際働いている人は2割にとどまっています。
目を伊予市に向けてみましょう。私が平成25年に初当選させて頂いてから7年半が来ようとしています。その間にも人口減少は私の想像を超えるスピードで進み、25年度の人口約38735人が令和元年度の人口では36763人へと2000人もの人口が減少している事実があります。
当然、高齢化率も上昇し令和二年のデーターでは伊予市の65歳以上の高齢化率は33.14%%と言う事です。

しかし今の高齢者は元気です。知識も、礼儀も、技術も蓄積された様々なノウハウを持っている方が多くいらっしゃいます。そこで高齢者が活き活きと働き、伊予市の経済の支えになり、社会に貢献しながらも楽しく収入を獲得できるシステムを構築出来るよう、私から4つの提案をしたいと思います。

1、 高齢者が元気で生き生きと働く事に理解があり、率先して事業を起こし協力して頂ける企業の募集と職場見学、就労体験。
2、 気軽に相談が出来る高齢者就業相談窓口の設置。
3、 高齢者と企業の雇用促進就職面接会。
4、 高齢者×IT企業で高齢者の働き甲斐を求め、全国拡散販売窓口の設置。
1~3は伊予市内外の各企業に打診を行い、元気で働く意欲のある高齢者の就業を推進し、企業、高齢者、伊予市が共に三方良しとなる提案です。
4は若者の知恵を募り、伊予市の中で高齢者が作った物、家にある不要物、収穫した物などをITを使い、自社ホームページ、ヤフーオークション、メルカリ等で全国に拡販販売を試みるのです。
ネットの通信販売市場規模は2019年に19兆円とも言われています。2020年はコロナの影響で更に伸びて20兆円を大きく超えている事は間違いないでしょう。
ネットは敷居が高いと思っている高齢者の方々のサポート役として売れるものと売れないものを選別したり、代理出品をしたり、発送をしてくれる団体や企業を募るのです。

あくまでも私からの提案ですので、これ以外の事でも結構です。元気な高齢者を社会に貢献しながら収入を得られるシステムを考え、計画して頂けないでしょうか。御検討をお願い致します。