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活動実績|平岡せいき|愛媛県伊予市

<平成31年3月定例議会 一般質問>

  議席番号5番、伊予夢創会の平岡清樹です。議長に許可を頂きましたので、今回は3つの質問を行います。理事者の皆様の簡潔明瞭なご答弁をよろしくお願い致します。

1 本市のシティプロモーションと移住促進及び企業誘致について

まず1問目は「本市のシティプロモーションと移住促進及び企業誘致」について質問致します。
今年の2月12日に私はシティプロモーションで急激に知名度が上がっている西条市に視察に行って参りました。西条市では玉井市長の公約の一つである『つながり広がる西条』の実現に向けて、シティプロモーションの充実を図るため、平成29年4月に経営戦略部にシティプロモーション推進課を設置したとの事でした。

全国から見れば西条市は後発であり、チャレンジャーと認識し、人口減少が加速、若年層の転出とUターン率の低さを打開する為に、『多様な働き方にチャレンジできる環境』と『くらしの豊かさ』をイメージの方向性に位置付けていました。
戦略的には市外から見た知名度とイメージの向上を柱とした「市外に向けたプロモーション」、そして市民の西条市への愛着と誇りの醸成を柱とした「市内に向けたプロモーション」を主軸としております。

まず、市外に向けたプロモーションとして、市外の人に知ってもらい、興味を持ち、好きになってもらうというコンセプトを形にするために、情熱を持った市の職員が企画をし、若年層の目を引き付ける様なインターネットサイトのデザイン制作をしているそうです。
また、市内に向けたプロモーションは、市の魅力を再発見し、もっと好きになるというコンセプトのもと、市民と一緒になって作ったキャッチフレーズ『LOVE SAIJO』のファンクラブを立ち上げ、シティプロモーション=(イコール)ファンづくり活動をする実働部隊として市内外を問わず、西条が好きな人が集まり、西条を応援するコミュニティが活動していました。市内外の街が好きな人々が拡散していき、会員数は昨年4月から始まった登録が、今年2月現在で約2000人以上に増えているそうです。

また、そのシティプロモーションの効果が目に見える結果として、大きく取り上げられたのが、宝島社が発行している「田舎暮らし」という移住促進の月刊誌の特集で、2019年版「住みたい田舎ベストランキング」の中で全国5位、四国内では「若者が住みたい田舎」・「子育て世代が住みたい田舎」・「シニア世代が住みたい田舎」など全てのジャンルで1位を獲得しており、総合でも2位の松山市の66.6ポイントを大きく引き離して72.2ポイントを獲得していました。
実際に、プロモーション活動を始めてから首都圏でのメディアを使い、移住セミナーを3回開催し、約60名の参加者が集まったそうです。
生活に合わせたツアー参加は31組、移住サイトは10月の時点で1万人以上の人が見ており、個別無料体験ツアーのサポーターは一般市民に参加してもらい、1月末の時点で80名登録されているとの事です。

そこで、本市の政策に目を向けてみますと、平成29年7月に『伊予市シティプロモーション基本方針・アクションプラン』を策定し、実施方針を定めておりました。今までにない独創性が強く前向きな事業が多く載っておりましたが、その期間は2017年から2020年の3年間が望ましいとなっており、それを基本的な考え方と方向性である、と記されています。

それを踏まえて、質問致します。
(1) 「伊予市シティプロモーション基本方針・アクションプラン」は、29年7月に策定されており、西条市より後発だと認識します。全て目を通したのですが、非常に魅力ある事業が数多く掲載されております。そこで策定から2年を迎え、残り1年になろうとしていますが、現在の進捗率はどの程度でしょうか。

(2) 我が市では、認知度、知名度などの調査を行っているのでしょうか。行っているなら愛媛県では何位で、全国では何位でしょうか。もし順位が上位であった場合の分析と実際の認知度はどうお考えでしょうか。

(3) この伊予市のシティプロモーションの発信はどこで、どうやって行っておりますか。こえまでの結果と今後の具体的な戦略をお教え下さい。

(4) 西条市では市民と一緒になって応援する組織「LOVE SAIJO」を作って市民自ら情報発信や企画を行っています。本市にはそういった市民が率先して活動的に本市を応援する組織やコミュニティはありますでしょうか。

(5) 先ほども申しましたが、市民参加型の西条市を応援する組織やコミュニティの会員や市民が西条のSNSを更新されているそうです。西条市のフェイスブックの「いいね数」は2月17日時点で6040人。本市は471人でした。また、インスタグラムの投稿に関しては、会員が率先して行い9161件もの投稿を市民がしておりました。本市も応援して頂ける組織やコミュニティを作り、市職員がするだけでなく、多くの市民に協力して頂き、本市の魅力発信を行ってみてはどうでしょうか。

(6) 西条市では応援大使として「真鍋かをり」さんを起用し、大々的な広告塔として活躍されています。その影響は計りしれず、効果は大きいとのことでした。本市でも例を挙げると、今人気絶頂の「和牛の水田さん」などを応援大使に任命し、もっと本格的に伊予市シティプロモーション戦略の結果を求めて具現化してはどうでしょうか。

(7) 私はシティプロモーションの推進と移住促進は、一体的に取り組むことで効果が出るものと思います。山がある、海がある、JRや私鉄があるといった市行政が努力しなくてもソコにあるものではなく、若年層へ働く場所。子育て世代に魅力がある教育。シニア世代が頼りになる福祉など、移住したいと思える魅力のある政策はどのような内容を行っていますでしょうか。そして働く場として率先した企業誘致は行っているかお答え下さい。

(8) 西条市では、移住希望者に向けて無料のアテンドサービスを行っていました。自費で来てもらい、市の公用車を使って西条市内の良い所や、実際に住む生活に合わせたツアーをアテンドするそうです。土日祝日も可能で、自費で来られる方は移住の意欲が高く、6月からの実施で現在25組が利用し、既に1組が決まり、更に予備群は数多いとの事です。伊予市でも計画してみてはどうでしょうか。

以上8問の質問にご答弁をお願い致します。

2 「新電力導入で経費削減の実現」について再度問う

それでは2問目の質問にうつります。
「新電力導入で経費削減の実現」について再度問うと題し、まず、1問目として、
平成29年12月定例会での一般質問において、私が「新電力導入で経費削減の実現と削減差額で教育への継続した投資を」という質問を致しました。
その質問の1問目と2問目の「新電力導入と導入後に削減出来た結果の余剰金を教育に投資してはどうか」との質問に、当時の答弁として、「新電力会社へ電力供給の可能性の聞き取りや先進市町の事例を参考にし、新電力導入に向けて検討する予定でございます。また、入札につきましても、公正公平かつ競争性の高い入札の執行ができるようあわせて検討していく所存である。」と答弁されておりますが、この新電力の導入に関して現在における進捗状況をお教え下さい。

次に、2問目ですが、
同じく、当時の3問目の質問で「今までの電力費から新電力に変更した際に生まれる埋蔵財源の使用用途を教育に投資して頂きたい」と質問したところ、市長答弁で「愛媛県一、ひいては日本一を目指して夢の持てる教育プランを策定することは、議員御提案のとおり、本市にとっても有効な施策の一つと私自身も思っておりますので、2期目の市政運営の中で模索をしていきたいと考えるところでございます」と明確なご答弁を頂きました。
この夢を持てる教育プランの策定や実施は現在進んでいるのでしょうか。
市長も2期目の折り返しを迎え、3年目に突入します。任期残り半分しかありません。答弁による市長公約の政策実現率向上のためにも、まさに今からでも前向きなご答弁をぜひお願い致します。
以上で2問目の質問を終わります。

3 今年のGW中(10連休)の対応について

それでは最後の質問にうつります。

今年は皇太子さまが天皇に即位される「2019年5月1日」を祝日とする法案が、閣議決定されました。この閣議決定により祝日法が適用され、一般的にはGWが4月27日から5月5日までの10連休となりましたのは御存知の通りです。
この10連休、本市はどのような対応をされる予定なのか。民間企業にお勤めのお父さんやお母さんは特にサービス業ならお仕事の方も多くいらっしゃるのではないかと思います。
そこで質問です。
市役所窓口や保育所、児童クラブなどの公的施設の連休中の対応はどのようにされるのかお伺い致します。市民の方から問い合わせも頂いておりますので、可能であれば臨機応変な対応を切にお願いしたいと思いますが、ご答弁をよろしくお願い致します。