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活動実績|平岡せいき|愛媛県伊予市


 <平成25年6月定例議会 一般質問>

  日程第2 一般質問
  議長(佐川秋夫君)日程第2、これから一般質問を行います。
発言の通告がありますので、順次質問を許可します。
質問者は御登壇願います。
平岡清樹議員、御登壇願います。

〔1番 平岡清樹君 登壇〕
1番(平岡清樹君) 1番議席、一風会の平岡清樹です。よろしくお願いします。
私は、4月に行われた伊予市議会議員選挙において初当選した新人の議員ですが、今後の人生は、魅力、活力があり、 市民の皆様が住みやすい安全・安心な伊予市、本当に元気な伊予市を目指して全力で取り組んでまいりますので、 どうかよろしくお願いします。

武智新市長におきましても、「動けば変わる!」の精神のもと、活動力のあるリーダーシップを存分に発揮していただき、 市民の皆様が自慢できるような伊予市を創造していただくことをお願いいたしますとともに、 私も伊予市議会議員としてできることを精いっぱい努力いたしますので、 新市長を初め理事者の皆様、今後とも御指導をよろしくお願いいたします。

では、先輩方を差しおいてまことに恐縮ではございますが、議長の許可をいただきましたので、一風会の一員として 一般質問をさせていただきます。 質問は全部で3つございます。 1つ目は伊予市の地域経済活性化について、 2つ目は中山町栗の里公園の利用促進、改善案、 3つ目は文化ホール及び図書館建設についてです。

まず、1つ目の伊予市の地域経済活性化についてです。
現在、伊予市は皆様が御承知のとおり、私が子供の頃から大きく進化していません。 近隣の市町村の進化に離され、大きく出遅れていると思うのは私だけではないはずです。 今後、新市庁舎や図書館、文化ホール、公民館などの建設で、市債はさらに上積みになることは避けては通れません。 そして、その市債は市民の皆様の負担として、いつかは税金へと変わる可能性があります。 税金が上がれば、さらに人口の減少に歯止めがかけられないでしょう。 魅力がある伊予市、医療や福祉、教育などの行政サービスが充実した伊予市を目指すためにも、私はこの現状を踏まえて、 この伊予市の発展は今までにない新しい施策の経済活性化が重要になると考えております。

今回、私は伊予市独自の経済成長の舵取り機関をつくり、行政と民間で実行力のある人々が中心となり、 力を合わせ、伊予市地域経済活性化戦略チームをつくることを提案いたします。 伊予市地域経済活性化戦略チームとは、伊予市で生産される農産物や工業製品を全国展開へと発信させるとともに、 伊予市に多くの人が集まり、全国から伊予市を選んで住んでくれるようにするため、今までよりも鋭く早い情報力を持ち、 視点を変えた政策を本気で徹底的に実行する実行部隊です。大小にかかわらず企業誘致や経済活性化はもちろん、 一般的によくあるイベントなども、単発で人を集めるだけではリピート率は上がりません。

伊予市民は優しい方ばかりです。 その人柄のよいところを生かした市民サービス力アップを皆様とともに一致団結して考え、 何度も伊予市に来たくなるような町にすることも今回の大きなテーマになります。 また、新しい感覚を取り入れるためにも、愛媛県内を始めとする全国の大学に街づくりのコンテストなどのコンペティションを提案し、 新感覚の若者の意見を聞き入れる場も必要かと思います。

愛媛県を始め、伊予市を含む地方は、今こそ結束する必要があります。我が伊予市においても、産官学の力を結集させ、 連携しながら、さまざまな課題に取り組んでいくことが得策でありますし、それを求められてもおります。 進化を夢見る民間企業家、各界の有識者と大学が持つ知的資源を融合することで、過去にない魅力が発見できる可能性が無限にあります。 そして、それにかかわった全ての方々との信頼関係を構築することは間違いないでしょう。

愛媛県では松山市しか実例がありませんが、一例で取り上げると、学生による政策論文募集事業というタイトルで行っています。 これには、慶應や青山学院などの全国の大学から応募が殺到しているとのことです。 毎年、幾つものゼミが論文やプロジェクトを立ち上げ、地域づくりの専攻を所有の大学が膨大な提案をできる論文などを所有しているものの、 提出先がないままの状態となっているのが現在の現状のようであります。 全国の各大学との連携で、伊予市街づくり未来予想コンペティションを行うことと連動し、卒業前の大学生や若き起業家、 夢見るベンチャーなどを後押しするチャレンジビジネスなどを取り入れ、成功へ向けての話し合いを地域経済活性化戦略チームと一緒に 行っていくことで、伊予市から発信した内容をテレビや新聞などのメディアへのアピールも可能であります。 今回、このまちづくり未来予想コンペティションをきっかけに、若者や大学への協力を伊予市が新しい取り組みとして行うことで、 市民の参画と協働への大きな一歩になると信じております。

私の質問と提案は以上の内容ですが、綿密なリサーチをする大手飲食店がこの伊予市に出店しに来ない現実を打開するためにも、 魅力がある伊予市への第一歩としての見解をお聞かせください。
以上です。

市長(武智邦典君)議長
議長(佐川秋夫君)武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
市長(武智邦典君)平岡清樹議員、冒頭での質問、政治に対する強い意志を感じました。伊予市を愛する強い思いを、今後市政にも生かしていただきたいなと思っております。 それでは、伊予市経済活性化について4点の御質問をいただきましたが、関連がありますのであわせて御答弁を申し上げます。 議員御指摘のとおり、地域経済活性化については、客観的な現状認識と新たな視点からの活性化が求められているところであります。 現在、本市におきましても、伊予市まちづくり計画に基づき伊予國「あじの郷」づくり事業を推進しており、食をテーマとした地域活性化策に取り組んでいるところであります。 取り組みとしては、地域活性化に強い思いを持った市内有志や行政が協働しながら地域の宝を再発見し、情報発信を行うとともに、 市内各地域でとれる農林水産物を中心とした生産者と市内外の事業者や消費者をつなげるマッチング事業等を行っております。 また、民公学連携事業として、伊予農業高等の生徒が斬新な発想で考案した商品を、松山大学の学生が消費者目線で改良し、実際にお金を出してでも買いたい、 食べたいと思わせる商品を民間企業に売り込む取り組みも行っています。 こうした事業展開に欠かせないのが、議員御指摘のとおり、若者のパワーと発想力であります。 このような一連の取り組みはイベントのような派手さはありませんが、生産者、販売者が相互に利益を得られる関係を築き、地域経済の活性化を図るとともに 継続的に伊予市の魅力を発信することで、本市のブランド力の向上に努めております。

さて、議員御提案の地域経済活性化戦略チーム組織化の発想は、将来の伊予市を見据えた上でも今後の地域活性化には欠かせないものと考えており、 また現在活動をしている団体等を含めまして、様々な組織、団体が違った視線からアクションを起こしていくことは重要であると考えております。 今後におきましても、地域活性化に向けた意見や提案を随時いただきたいと存じます。伊予市といたしまして、新たな取り組み等に対しての支援、 参画について今後検討させていただきたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。
以上です。

議長(佐川秋夫君)再質問ございませんか。
1番(平岡清樹君)議長
議長(佐川秋夫君)平岡清樹議員
1番(平岡清樹君) 御答弁ありがとうございました。再質問をいたしますのでよろしくお願いします。
私の今回大学のコンペに関する内容は、愛媛県で平均年齢が一番近い町、松山市の実例を例えた真似でございます。 しかし、何事もまず真似てみることからスタートするから、リスクが少ないんです。 福井県鯖江市、神奈川県横浜市の行政機関のオープンデータに対する取り組みを御存じでしょうか。 経済的にも危機感を持った鯖江市は、行政の中で眠る公共の膨大な埋蔵データをビジネスに役立てる手法としてスタートさせています。 積極的に若者の意見に耳を傾け、限定的であっても、行政の現状をいつでも市民の皆様に知っていただけるような政策を実現し、行政と市民の一体行動を目標としているようです。 また、オープンデータの情報公開によって、若者主体のベンチャー企業によるアプリケーションの開発を率先することで、誰でも簡単にわかりやすくなります。 この鯖江市の件についても単なる一例ですが、市民の意見を取り入れる町、チャレンジをする町、努力を諦めない町、 そんな町を目指して、伊予市が新しいスタートを今ここから切ることを夢見ています。 リスクマネジメントを考え、真似をしてみる、差別化するならそこからさらに進化させる、私はそう考えるのでありますが、 理事者の皆様の今後の伊予市の経済活性化について、できるだけ早い取り組みをお願いしたいと思います。 以上です。

議長(佐川秋夫君)ただいまのは、お願いでよろしいですか。
〔1番平岡清樹議員「はい、いいです」と呼ぶ〕
議長(佐川秋夫君)それでは、次に参ってください。
1番(平岡清樹君)議長
議長(佐川秋夫君)平岡清樹議員
1番(平岡清樹君) 2つ目の質問です。2つ目の質問は、中山町にある栗の里公園の改善案であります。
ゴールデンウイークの5月5日はこどもの日、好天に恵まれた日々でしたので、各地のイベント会場や施設などでは子供を連れた家族やカップルでいっぱいでした。 しかし、この栗の里公園ではイベントなどがされておらず、どのスペースにも閑散とした風景がありました。 フラワーハウスや花の森ホテルなどの清掃状態や維持管理などは非常にきれいにされているだけに、「もったいない。」の一言であります。

<栗の里中山の現状>
 
  栗の里中山の現状1   栗の里中山の現状2  

  そこで、この栗の里公園を、自然を楽しみながら多種多様な目的を持った多目的イベント会場へと変革させ、活性化させようという計画の提案です。 まず、施設に対して大き過ぎる駐車場の利用変更であります。 今のフラワーハウス前にある多目的広場をオートキャンプ場へと変更をすることで、余り利用されていない駐車場を有料化にすることが可能です。 具体的に、オートキャンプとは車を隣に置いてテントを張り、楽しむというものですが、現時点で設置すると中山は松山に一番近いオートキャンプ場になります。 また、車から荷物をおろしてすぐにできる、その手軽さから根強い人気を誇り、3・11の大震災があっても、各キャンプ場やグッズの売上げも大きな落ち込みがなく、 逆に注目度が上がり、安定した収益を確保しています。

先日、個人的に入手したオートキャンプの市場調査を行ったものをまとめているこの「オートキャンプ白書」という書籍では、キャンプをする人の年齢層は20代から70代までと幅広く、 一番元気のいい30代から40代が76.3%という数字も出ていますし、毎年30万人を超える子育て世代が新規でオートキャンプに参入し続けていることがオートキャンプの今の現状です。 また、30代から40代の子育て世代が全体の8割を占めていることもあり、子供連れが同じく74.7%と、家族総出で楽しんでいる人が多いのも特徴であります。キャンプ家族の年間で キャンプする平均回数は3.5回、平均宿泊数は5.2泊、楽しむ方々の平均年収は500万円から800万円が5割、活動シーズンは5月から10月と長い季節を楽しんでいる方も多いのが現状です。 そのほかにもいろいろあり、細かい説明をするのは時間の都合上割合いいたしますが、今回提案した理由は、 駐車場からキャンプ場への変更は施設の変更に何億円という多額の設備投資が必要でないということ、 管理は花の森ホテルと一体的に指定管理者により行えるということ、さらにお風呂の使用やキャンプ用品などの有料レンタル、バーベキューの食材、地元食材の直販、 有料シャワー、自動販売機の設置などの別途副収入が見込めるということ、 ごみ処理と草刈りなどだけで維持管理費の負担が少ないということであります。

別途で、私が一つお勧めしたいのは、この施設の工事に関して、安全で子供たちでもできるようなことを見つけ、伊予市の小学生にも体験で手伝ってもらって、 子供たちにも自分たちが手を加えた施設だという気持ちを持っていただけることこそがよい経験になり、伊予市と施設を愛する気持ちの一つになるのではないかと思います。

話は変わりますがもう一つ、栗の里公園にあるその他の伊予市で管理している駐車場を イベント会場に有効利用していただけるように、安価で有料貸し出しをする提案であります。 例えば、駐車場を使ったイベントでいうと、ミニコンサートやスーパーカー、ドレスアップカーのミーティングイベントなども各地で続々と行われております。 どちらのイベントも、当日は少なくても50台、中には数百台の集客があり、それに伴い来場者も複数人で来られるため、数多くの方々がいらっしゃいます。 スーパーカーなどは、広報やネットでうわさにするなど事前告知をし、見学に来る数多くの来場者を無料で集めます。来場者のほとんどは子供連れが多いでしょう。 私もそうですが、子供の頃にスーパーカーに夢を与えてもらい、憧れたものです。20台以上のスーパーカーが集まれば、そこに十数億円の資産があることになりますから、魅力満載です。 もちろん、来場された方々の中には、花の森ホテルに宿泊される方もいるでしょうし、フラワーハウスや遊栗館の利用率も必ず上がると思います。逆に言うと、ホテル併設、トイレ完備、 レストラン完備、バーベキューオーケーなどというイベントに対してこれほど好立地な施設は、なかなか県内にはありません。

今回の提案ですが、駐車場を使ったイベントは特別な設備も必要ありませんし、同時開催でラジコンのヘリコプターや車を走らせ、 見学や体験をするような楽しいイベントを絡めることも可能だと思います。 ちなみに、このようなイベント会場の利用に関する配信ですが、各イベント会社への打診やマスコミを使い、記事に取り上げてもらえるように説明をしたり、 インターネットでの告知、市役所ホームページでも大々的に行い、施設での受け付けや予約をネットで行えるような対策も同時に行います。

さらにもう一つ、現在の名前の変更も新規リニューアルには必須です。 施設をリニューアルし、施設を若返らせるということは、お金を使わず、大胆な手法を含めた名称が大きな鍵を握っています。 現在の名前から、30歳から40歳代を中心とし、年配者から子供も覚えてくれるような名称が今後の運営においても非常に重要であります。私が考えた例でいいますと、「マロン・スパーク」ですが、 意味は栗をフランス語でマロンと呼びます。そのマロンを複数でマロンス、公園を英語でパークという意味をつなげて造語にしてみました。例えば、このような 名称を一般公募してもいいですし、伊予市の各学校に名称公募で提案してもいいのではないでしょうか。
どちらにしても、実行するまでにはさらに奥深くリサーチをする必要がありますので、その点につきましては御理解ください。
以上が私からの提案ですが、この栗の里公園の早期対策と改善で、伊予市の財政がよくも悪くもなることは間違いありません。 今後の対策や改善についてどのようにお考えになっているか、見解をお聞かせください。

産業建設部長(久保元英君)議長
議長(佐川秋夫君)久保産業建設部長
産業建設部長(久保元英君) 栗の里公園の利用促進、改善案の3点の御質問をいただきました。私のほうから御答弁申し上げます。 議員御指摘のとおり、栗の里公園には遊栗館、花の森ホテル、フラワーハウス、多目的広場、野外音楽広場、鹿牧場等の観光、産業振興施設が整備されております。 多目的広場をオートキャンプ場に変更してはどうかとの御提案でございますが、隣接している花の森ホテル等に対して騒音等の環境問題はないか、 管理運営等につきましての影響も指定管理者と今後協議をしてまいりたいと考えております。また、同広場は、愛媛県地域防災計画においてヘリコプターの臨時離着陸場として 位置付けられており、毎年訓練も実施されているため、オートキャンプ場として整備した場合に支障がないか調査の必要があると考えております。
また、駐車場をイベント会場として有効利用してはどうかとの御質問につきましては、今後花の森ホテル、フラワーハウス等の指定管理者の意見も聞きながら、中山地域の将来を しっかり見据えながら検討してまいりたいと考えております。 栗の里公園の名称変更につきましては、中山地域といえば愛あるブランド品にも指定されている中山栗を初め栗の里というイメージが定着しておりますので、 今後一層栗の里公園としての知名度を高めてまいりたいと考えております。 今後におきましても、公園内にある各施設が連携したイベントや運営を行うことにより、集客力の向上を図っていきたいと考えておりますので、 御理解と御助言をいただきますようお願い申し上げ、御答弁といたします。

議長(佐川秋夫君)再質問ございませんか。
1番(平岡清樹君)議長
議長(佐川秋夫君)平岡清樹議員
1番(平岡清樹君)答弁に対し、再質問させていただきます。 今回、この多目的広場、これをオートキャンプ場へのお願いというか御提案という形でさせていただいたんですが、このヘリポートというものが今設置されているということに対して、 今までに何回へリポートとして使用されたか、また年に一度の訓練だという形でお伺いしてますけど、このヘリポートは栗の里公園ができてから設置をされたのか、 それとも栗の里公園を建設計画段階で県からの依頼があったのか、この件についてお聞かせください。

産業建設部長(久保元英君)議長
議長(佐川秋夫君)久保産業建設部長
産業建設部長(久保元英君) この公園に対しましてヘリポートの関係でございますけどが、栗の里公園を開設した当時につきましてはそういうことはなかったと記憶しております。 ただ、最近の災害等々の問題が出た後、こういう県の防災訓練等々で年に1ないし2回程度の訓練を行っております。これにつきましても 、ちょうど56号線沿いの松山から大洲間の中間地点というようなこともありますし、そういう中でこういう指定もなされたんでなかろうかと推測をしております。 以上です。

議長(佐川秋夫君)再々質問ございますか。
1番(平岡清樹君)議長
議長(佐川秋夫君)平岡清樹議員
1番(平岡清樹君) 1点漏れていたのが、今までに緊急時のヘリポートとしての採用があったのかという点が1点、それなんですけどそれだけではなくて、 今の花の森ホテルの件に関しましても年間の宿泊客人数の増加傾向に今あるのか。あと、「静かな清閑な」といいましても、ホテルの真下にある 大きなアスファルトの駐車場があったりとか、天然温泉ではないとか、例えば渓流や森に囲まれているわけでもなくて、僕が見るからでは、 静かな森や川に囲まれたとかという開発コンセプトがそこに特化しているような建設物ではないというふうに僕は思います。

また、多目的広場からも距離が結構ありますので、騒音とかというのについては人の声程度ですので、余り問題ないと僕は思います。 結果的に、僕が単独で調べた内容でいきますと、緊急時として本当のレスキューとして、ヘリポートを使ったことは今まで一回もありません。 年間で一回も使わないようなヘリポートが本当に必要なのかどうか、どうしても愛媛県が必要であれば、愛媛県が独自で設置していただくようにお願いすればいいと私は思います。 先ほども言いましたけど、このオートキャンプ白書、こういう書物が出てるんです。これ3,700円するんですが、このオートキャンプ白書のデータに、 オートキャンプの魅力とは自然との触れ合い、家族との団らん、そして子供の情操教育とあります。情操教育とは子供の感性や情緒を育む教育、創造力や個性を養う教育、 また自らが考える力を養う教育、道徳的な価値観を養う教育であると言われて、一言で言うなら心の教育ということになるとあります。

近年のデジタル進化は、ゲーム機器や携帯依存が子供にまで進んでいます。そんな時代の中であっても、特に自然の中で家族との時間を共有することを望んでいる 30から40代の家族が最も多いようです。子供の教育の中で勉学も大事ですが、伊予市のオートキャンプ場は子供の情操教育にも取り組んでいるというスタイルを打ち出す施設として、 アウトドアとの融合をアピールすることも可能だと思います。

今、世の中は大きく変革の時期を迎えています。そして、この時代に取り残されている現実から目を背けてきた結果がここにあるという伊予市を繰り返すおつもりでしょうか。 かつて、伊予市は近隣の市町村よりもはるかに魅力があり、人でにぎわい、活性していました。それは、市民の皆様が生活に喜びを感じ、伊予市を誇りと思ってきたからです。 栗の里公園におきましても、広大な施設の効果的な活用で、伊予市の所有する施設が人でにぎわい、メディアに取り上げられ、利益が出ることで極上のサービスが行えます。 最終的には、予約がとれないほどの施設を目指すことが最優先だと私は思いますが、今後栗の里公園をどれほどこのままにしておくのか、 それとも理事者様側からの改善策や案の実行時期はあるのかお答えください。よろしくお願いします。

議長(佐川秋夫君) 1点だけ、ヘリポートの回数があったかなかったかというのを、先ほどの答弁の中に入ってなかったということを議員が言われましたんで、 この分に関しましては一応再々質問じゃないということで、お答え願ったらと思います。

産業建設部長(久保元英君)議長
議長(佐川秋夫君)久保産業建設部長
産業建設部長(久保元英君) 大変失礼いたしました。答弁漏れにおきましたヘリポートの利用状況につきましては、今まで過去には実績はないと記憶しております。

市長(武智邦典君)議長
議長(佐川秋夫君)武智市長
〔市長 武智邦典君 登壇〕
市長(武智邦典君) もう今議会から、理事者側の答弁は質問者の手元に配付されておると思いますけれども、基本的に平岡議員の熱き思いは十分に伝わっておりますし、現に答弁でも、 しないという言葉はないはずであって、基本的にもろもろ花の森ホテルとの協議とか、ヘリポートとしての臨時の役割の分担があるけれども、それはそれで今後協議をしていって、 そして私も、この8年間でも年に5回以上はフラワーハウス等々は訪ねています。そんな中で、どうしたらあの地域が本当に活性できるかということを真剣に考えてもきました。 だから、議員御提案のそういった趣旨も真剣に今後考えていって、例えば栗の里公園というメーンの名前はそれで継承していっても、 その多目的広場を議員が御提案のマロン・スパークというような位置付けにしてもいいし、それは今後また中山の方々とも一生懸命考えていって、 そういった方向性を見出せるのであれば、真剣に伊予市が考えていかないとだめであると。 要は、中山地域の将来をしっかりと見据えながら検討していくということは、そういったことも必要でないのかなという思いで答弁をかえておりますので、 御理解のほどよろしくお願いを申し上げます。

商工観光課長(米湊誠二君)議長
議長(佐川秋夫君)米湊商工観光課長
商工観光課長(米湊誠二君) それでは、平岡議員さんの再々質問の中で、花の森ホテルにつきます利用状況についての問いがあったかと思いますが、これにつきましては平成21年に4万人程度の利用状況がございました。 22年に3万7,000人に若干減っておるようでございますが、23年、24年につきましては5万1,000人、24年度も5万1,000人ということで1万4,000人程度の増加が出ておるところでございます。 以上でございます。

議長(佐川秋夫君)平岡議員、次に移ってください。
1番(平岡清樹君)議長
議長(佐川秋夫君)平岡清樹議員
1番(平岡清樹君) 3つ目に入ります。最後の3つ目の質問は、文化ホール及び図書館の建設についてであります。
市長の熱い思いから、今までになかったタウンミーティングをスタートして、ほぼ伊予市全域で行われ、市庁舎についてはおおむね市民の皆様は理解ができていると思いますが、 私が疑問を持っているのは、文化ホールと図書館を現場所に建設するに当たり、南側に位置するため日照権の問題から上層階の形状が特殊な建物にするという点です。 さらに、保育園の隣でもあるために、日照権の問題があるのは十分理解ができます。しかし、工事期間中も保育園の子供たちは最終で完成するまでの期間、 ずっと騒音の中での授業やお遊戯をしなくてはいけませんし、春夏秋冬の四季がある日本において、年間で日陰が多くなる時間が増えるのは目に見えております。

近年、全国の各市町村の知識・知恵・知能を象徴するのは図書館と言われております。インターネットにおいても紹介されておりますが、近代的、独創的で魅力があり、 市民の方々がより使いやすい図書館が日本各地で続々と登場しております。一度建てると数十年は建てることができない、伊予市の知識という言葉の「知」を象徴する図書館の建設です。

建物などのハードな部分だけに目を向けず、より便利で利用しやすいソフトな部分を強化し、伊予市民が市外の方々に自慢できる行政サービスの向上と質の高い教育の一環として、 魅力がある図書館への検討へと目指すことをお願いしたいと思っております。 日照権の問題も含め、具体的なインフラ整備、周りの市場調査もしっかりと行い、 全体の伊予市民が使いやすく、交通手段も確保した小型でも伊予市の知を象徴として、燦然と光る図書館を理想とし、目指したいものです。 これからの時代に適応し、今後私たちが生きていないかもしれない50年後まで使う図書館ですし、孫の代まで背負わせることになる本当に大きな問題であります。 民間経営を経験してきた私としては、数十億円のお金を使うわけですから、何十年も後を見据えたもっと奥深い精査を行い、より効率的で慎重な計画を実現してほしいと考えておりますが、 この図書館の建設について、今後の計画についてより具体的な答弁をいただきたいと思います。よろしくお願いします。

総務部長(長尾雅典君)議長
議長(佐川秋夫君)長尾総務部長
総務部長(長尾雅典君) 平岡議員の文化ホール及び図書館の建設について、私のほうから御答弁を申し上げます。1点目の日照権の問題でございますが、昭和52年の建築基準法の改正により、 日影規制が定められました。これは、北側に隣接する土地に対する日照の確保が目的でございまして、具体的には敷地境界から5メートル、10メートルの測定ラインを設置して、 そのラインを越えて一定以上の日陰を生じさせないように建築物の形態を制限するものでございます。今回の計画配置案ではぐんちゅう保育所がその対象となり、配慮が必要となってまいります。 現在の基本計画では3階建てを想定しておりますので、建物の形状は日陰を考慮しましても、議員御指摘のピラミッド型ではなく直方体の形状となるものであります。 次に、図書館機能の基本方針でございます。既に策定をしております基本計画の中では、誰もが行きたくなる図書館、ゆったりと落ちつくことのできる滞在型の施設、気軽に利用できる図書館、 必要な情報、資料が確実に提供できる質の高いサービスの向上、心豊かな成長を促すため子供が利用しやすい環境の6項目を定めており、今後はこの方針に沿い、 設計業務を進めることとなるものでありますが、御指摘のソフト面につきましても、設計段階でワークショップ等を開催し、 市民の皆様が望む使い勝手のよい仕組みづくりを考えてまいりたいと思っております。 なお、議員御承知のとおり、現在タウンミーティングを開催し、市民の皆様の御意見をお伺いしておりますので、意見集約の後、市民アンケートも踏まえ、 年末までには建設場所を含めた方向性を定めることとしておりますので、より一層の御協力をお願いし、答弁といたします。 以上です。

議長(佐川秋夫君)再質問ございますか。
1番(平岡清樹君)議長
議長(佐川秋夫君)平岡清樹議員
1番(平岡清樹君) 一点だけ再質問させていただきます。今回この建設ですが、ぐんちゅう保育所、この隣になって完成までの基礎工事からの建設ですよね。 スタートから完成まで、何年にわたる工期を想定されているかです。例えば、あと2年、3年かかった場合、そのときに入園した子供は、入園から卒園まで工事と隣合わせで 授業なり受けなければならないというふうな状況になると思います。現在の予定で建設期間はどれぐらいを想定されているか、 また現時点でわかる範囲で構いませんのでお答えください。お願いします。

庁舎建設課長(武智年哉君)議長
議長(佐川秋夫君)武智庁舎建設課長
庁舎建設課長(武智年哉君) 再質問に御答弁申し上げます。現在予定しておりますスケジュールでございますが、平成25年、26年度において基本実施設計を行いまして、平成26年度から27年度にかけて 建設工事を行いたいと考えております。したがいまして、平成28年度供用開始ということを今予定しております。 以上でございます。

議長(佐川秋夫君)再々質問ございますか。
〔1番平岡清樹議員「ありません」と呼ぶ〕
議長(佐川秋夫君)それでは、以上で終わります。 暫時休憩いたします。 午前10時43分 休憩