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活動実績|平岡せいき|愛媛県伊予市

<令和元年9月定例議会 一般質問>

  議席番号5番、伊予夢創会の平岡清樹です。議長に許可を頂きましたので、今回は3つの質問を行います。理事者の皆様の簡潔明瞭なご答弁をよろしくお願い致します。

1 予算計上時における見積もり徴取について

まず1問目は、「予算計上時における見積もり徴取について」質問致します。

以前、常任委員会で予算計上してきた金額の根拠を質問すると、業者に見積もりをしてもらったとの事で、その見積もりを出してもらった業者は1社との事でした。
私は再質問で「1社での見積もりを本来なら数社で見積もりを取り、正確な金額を予算計上する必要があるのではないか」と問うと、「昔から慣例で予算計上する際の見積もりは1社で構わないので以前からそうしている」との答弁がありました。
そこで質問を2点いたしたいと思います。

(1) 財政課への事前の聞き取りでは、伊予市では予算計上する際に1社のみの見積もりで予算額を検討している事が慣例として常態化しています。
この件に関して財政課の説明では、「職員の負担が増える」「買う訳でもないのに見積もりを出してもらう業者に申し訳ない」との事で、長年務めている職員は、この1社だけの見積もり徴収のやり方に違和感を持っていないようであります。
市長は、この1社だけの見積もり徴収で予算計上する事に違和感を覚えませんか。

(2) 2つ目ですが、予算計上はあくまでも見積もりなので、執行時は減額になるとの事でした。見積もりする業者も相手が行政ですので見積もりが1社なら定価ベースになっている物がほとんどではないかと思います。そうであれば、2社以上の競争入札になった場合は不用額が多く出てくるのではないでしょうか。
財政が厳しい状況下において、不用額が多く出る予算計上はいかがな事かと考えます。
本来の執行金額に近い予算を計上する事で、他の事業に予算を回せたり、市民サービスに使えたりする事も想定できます。
何よりもその1社だけの見積もりが過大なのか、過小なのかも判断できない訳ですし、その予算計上した金額の根拠を職員は説明できるのでしょうか。見積もりを複数社取る事で今より現実的な金額になると思います。限られた財源を有効に活用するためにも、このような古い慣例を改革する事が求められています。
そこで、今までの慣例を改め、予算計上時の見積もりを複数社から徴収するなど、時代に即したルールづくりをご提案したいと思います。
以上2点の質問に明確なご答弁をお願い致します。


2 中心市街地の未来について

2問目ですが「中心市街地の未来について」です。

先日も郡中の商店街で買い物をし、少し歩いたのですが、数年前よりも更に人通りが少なくなっているように感じました。改めて子どもの頃を想い返しますと、商店街には数多くの人が行き交い、商店の一軒一軒が活き活きと活気に満ち溢れていたのを思い出します。それが大型スーパーなどの進出や商店経営者の高齢化、後継者不足による閉店等により、年々子どもや若者の姿が消え、今では買い物をするお年寄りの姿さえ見る事ができなくなりました。
現在頑張っておられる商店街の皆様も、このままではダメだと思っても中々有効な手立てが見つからないのが現状ではないでしょうか。
平成28年に策定した第2次総合計画の中では、こういった衰退していく中心市街地の商店街を課題として捉え、これらに対する施策、方針を具体的に掲げております。この総合計画における基本計画については、その計画期間を5年ごとの前期と後期とし、前期は4年目を迎えております。そこで3点の質問を致します。

(1) この第2次総合計画を中心として、過去5年間で伊予市として中心市街地に対して実施した事業の具体例をお教え下さい。
また、松山市が取り組んでいる中心市街地活性化基本計画ですが、伊予市は今後においても国に申請する予定はないのでしょうか。

(2) 市のホームページの中で「中心市街地活性化」と言うワードで検索してみました。
産業・ビジネスのコンテンツの中にある中心市街地活性化のページでは、「伊予市の灘町商店街にある「交流施設・郡中いっぷく亭」が、伊予銀行のお役立ち情報マガジン(平成26年11月発行)に掲載されました」とだけあります。また都市計画のコンテンツの中にも中心市街地活性化がありますが、現在情報がない状態にあります。
市のホームページでは平成28年から一切手を付けておらず、この中心市街地活性化について、いかに力が入っていないかを如実に表していると言えるでしょう。
まず最初になぜこんな事になっているのか。そして前期計画の終期を約1年半後に控え、事業成果や進捗状況、更には後期計画への意気込みをお教え下さい。

(3) 私がこの市街地を見て感じたままの感想を市民の方々に聞いて参りました。色々伺った中の2点を今回は質問したいと思います。
まず、市外のイベントなどに行くと他の街では市役所職員の地元愛が凄く感じられるとの事です。我が市では地元愛のある職員が働きやすい環境整備は整っていますでしょうか。
もう一つですが、伊予市の空き家バンクの整備は進んでいますか。現在は何軒登録があり、なぜ情報を可視化しないのか、西条市移住推進係との比較をしてお答え下さい。
以上ご答弁をお願い致します。


3 ふたみシーサイド公園海水浴場内における事故と今後の対策について

3問目ですが「ふたみシーサイド公園の海水浴場内における事故と今後の対策について」です。
8月11日にふたみシーサイド公園の海水浴場内において県外の海水浴客の男性が溺死するという、痛ましい事故がおこりました。ご家族の方には心よりお悔やみ申し上げますとともに、故人のご冥福をお祈りいたします。
この事故について何点かお伺いしたいと思いますので、明解なご答弁をお願いします。

今回の事故ですが、ふたみシーサイド公園の海水浴場内、海岸の湾の中での事故だと伺っています。その事故の状況ですが、報道では溺れて亡くなったと伺っていますが、もしかして発見が早く、救助ができていれば命は助かったかもしれないのではないでしょうか。

そこで質問です。
(1) ふたみシーサイド公園の海水浴場内は伊予市が管理する海水浴場ですが、同じ様な海水浴場は、この伊予市に五色姫海浜公園の海水浴場以外にあるのでしょうか。
また、海水浴場の管理義務責任はどこまでが伊予市で、どこまでが県なのか。そして指定管理者はこういた事故が起きた時に責任を問われるのかお答え下さい。

(2) 事故が起きた8月11日10時20分頃に伊予消防救急隊に通報が入ったとありますが、この市役所には指定管理者のふたみシーサイドから何時何分のタイミングで情報を察知し、事故を把握されたのでしょうか。
また、事故発生時から事故後の状況や分析結果などの情報伝達は指定管理者と市でスムーズに行えたでしょうか。

(3) 全国各地の主要海岸などではライフセーバーが存在し、海水浴客が海で楽しく遊べるように海の安全を守ってくれています。
伊予市の海水浴場にはライフセーバーなどの人命救助をするシステムは存在しているのでしょうか。存在しているならその費用と監視方法を。存在していないなら、なぜ存在しないのか。また、海で泳いでいる海水浴客の監視体制は別途であるのか、ないのか。そして今回の事故を受けて、今後は海水浴場の監視体制をつくるのか、つくらないのか。どちらにしても、その理由をお教え下さい。

ご答弁をよろしくお願い致します。